東京都足立区大谷田にあります《宗教法人福寿院》は、寺院経営(宗教活動)を通じて、ご信仰の大切さを広めていきたいと考えております。

 

福寿院について

 

寺院概要

寺院概要
  ■所在地 〒120-0001
東京都足立区大谷田3-11-26
  ■名称 延命山福寿院長久寺
  ■本尊 延命地蔵菩薩
  ■開山年 元和元年(1615)
  ■開基 宇田川出雲守
  ■宗派 真言宗豊山派
  ■総本山 長谷寺(奈良県)
  ■大本山 護国寺(東京都文京区)
 

沿革

沿革
 
福寿院は元和元年(1615年)江戸時代に宇田川出雲守により、葛飾区東金町にある金蓮院の末寺として創建されました。地蔵菩薩を本尊とし、現在地より約450mほど東に行った足立区立第十二中学校の所在地にありました。江戸時代の初期の元和2年には「淵江之内大谷田新田開之書」の記述があり、そのころ江戸幕府将軍は徳川秀忠の第2代征夷大将軍の時代で天皇は後水尾天皇(ごみずのおてんのう)である。かつて、この辺りは武蔵国東部に広がる足立郡の南部にある淵江領に属し、江戸時代には徳川幕府の直轄領となり東郊の新田開発が進められ、明治維新に至りました。明治・大正を経て昭和35年に、隣接し土地を使用していた中学校の敷地拡張の為、足立区の要請で用地を譲り、現在の地に移転致しました。当時の境内地と中学校等が使用していた土地を合わせると三千坪以上ありましたが、それを全て売却し、かつての寺領のあった場所、主に戦後農地解放で手放した土地を買い戻し、昭和35年(1960年)に苦心の末、移転し現在に至りました。旧本堂は昭和40年2月に落慶式を行っておりますが、現在の耐震基準等に見合わないため新築する事となり、新本堂は、平成27年10月1日に新築工事並びに外構工事が着工され、平成29年5月3日に落成慶讃大法要が挙行されました。その落慶式には、西ノ間に足立区に工房を構える名工、渡邉宗雲師作の身丈一尺の金剛界大日如来坐像、東ノ間には注目の若手仏師、渡邉雅文師作の身丈二尺の不動明王立像が納めれました。内陣には、台東区の(株)翠雲堂により、修繕及び新規制作された荘厳仏具を、真言宗の正式な形式で見ることができます。新本堂は、古典建築の大家である(株)中村詔雄社寺建築設計事務所の中村先生により、建物のみならず鬼瓦や硝子細工、彫刻等、様々な装飾の図案が描かれ設計されました。その設計管理の基、能登半島石川県珠洲市に社屋を構える金沢城を施工した(株)助政建設により建築され、富山県 彫刻の里 井波(いなみ)の名髙 伝統工芸士 澤 義博師が手掛けた彫刻を内陣・外陣の内装から外装のいたる所に見ることができます。現在では大変珍しい、貴重な天然の木曽檜の丸柱を使用した木造建築に、奈良東大寺大仏殿に使用されている岐阜の美濃瓦の本葺きの瓦屋根の本堂となっております。向拝や虹梁、欄間等の彫刻等の装飾のみならず、特に本堂全体の均整の取れたフォルムやバランスが素晴らしいと評価されており、中村詔雄先生の代表的な作品として、全国的にも貴重な「古典建築の粋を極めた作品」となっております。
 
<<宗教法人福寿院>> 〒120-0001 東京都足立区大谷田3-11-26 TEL:03-3605-7820 FAX:03-3628-3535