長野県木曽郡に社屋を構える池田木材㈱様へ本堂用柱を買い付けにいきました。
木曽福島の町は檜のいい香りいっぱいの町でした。池田木材の社長さんと設計士の中村先生が図面を見ながら檜に節がないか、木目の見え方など1本1本丁寧に検品しています。樹齢250年の木曽檜のサンプルを見せていただきました。天然のものは年輪が細かく詰まっていて人工的に人が植えたものの約三倍の年月を必要とします。古来より切り株には必ず人の手で檜の苗木が植樹されているそうです。「森の資源を大切にする習慣が古来より引き継がれている」と、お話をお聞きすることができました。うれしいお話です。福寿院本堂に使われる柱はサンプルよりも太い尺丸(一尺の丸柱用木材)の大きさで、樹齢300年以上でしかも無節です。そして、買い付けた天然木曽檜に1本1本住職名を記してきました。柱はすべてこの天然の木曽檜(尾州檜)が使用されます。