昨年10月に横浜市都筑区のマンションが傾いている問題がニュースで報道されました。当初、旧ご本堂を建立する際すでに地盤改良が行なわれていたため、そのまま土塚を取り除き、全面コンクリートの基礎を施工する予定でした。しかし、ニュース等の報道の影響もあり、福寿院本堂の地盤も専門業者によりボーリング調査を依頼し、設計管理会社、施工会社、その地盤調査改良会社3社により再度入念に打ち合わせを執り行いました。その結果、念には念を入れて更に地盤改良を施し、丈夫な地盤を造るということになりました。当山のご本堂は、旧地盤改良部分と新しく施工する部分の間に約60センチの間隔があることが判明したため、その部分にただ砕石等を入れるのではなく、地盤改良材によって固めることにより、更に丈夫で長期間効果が見込める地盤が造られる事になりました。
新築されるご本堂は、東西6間半、南北8間、総計43坪程の木造建築であり、マンション等の鉄筋、鉄骨施工と比べても約10分の1程度の重量で収まるため、予定通り杭は使用せず、全面コンクリートのベタ基礎で施工いたします。12月15日に地盤改良工事が終了したため、約一か月弱の養生期間を取り、新年1月8日から基礎工事の施工を開始いたします。