先月、竹ノ塚にある乳腺専門クリニック「大塚ブレストケアクリニック」に乳がん検診へ行って参りました。
乳がんは日本人の女性がかかる割合が最も高く、年々増加して現在では14人に1人が乳がんにかかるそうです。年間6万人以上が乳がんにかかり、女性の死因第1位の乳がんは死亡率は30%で、早期発見をすれば治る確率の高い病気でもあります。私も半年に1回のペースで検診を受けています。
足立区から送られてくる乳がん検診のクーポンはマンモグラフィーのみの検診になりますが、先生は「マンモグラフィーでは見えない小さなものをエコーで確認する事が大事です」と、おっしゃっています。そのため、ちょっともったいない様に思いますが、区のクーポンは使用せず、マンモグラフィーとエコーの両方のセットを選んで受診しています。
ここは女性専用で、待合室には女性しか見当たりませんが、いつものように受付を済ませて少し緊張しながら待っていると、名前が呼ばれ個室に案内されます。
看護師さんに「上半身は脱いでこちらのガウンに着替えて、名前が呼ばれるまでここで待っていて下さい」と、言われます。雑誌なども置いてあり、とてもリラックスできる雰囲気のお部屋ですが、ここに入ると更に緊張して落ち着きません。実は、私は人一倍臆病の怖がり屋なのです。
しばらくすると、名前が呼ばれ検診を受けますが、結果が出るまでいつもドキドキしてしまいます。検診しながら先生がエコーの映像を見て「これは違います」とか「これは大丈夫ですよ」と色々と言って下さいますが、終わるまではとても緊張します。今回も結果は良好で無事に終わり、また半年後の検診と言うことで「ほっと一安心」です。年に一回では進行が速いこともあるので、二回受診されることをおススメ致します。
人一倍臆病で怖がり屋の私は、初めはマンモグラフィーがとっても怖くて嫌でしたが、先生がていねいで優しい為、実際に受診してみると意外と平気でした。それよりも終わった後の安心感の方がとっても有りがたく感じます。
住職と宗派関係の会合でご一緒する、同じ豊山派の足立区関原にある大聖寺のご住職は、日本大学医学部の教授で、その石井敬基先生によると、
「マンモグラフィーを受けたからと言って安心してはいけない。ほとんどの乳がんは時間をかけてエコーで診察することで発見している。」
とおっしゃっていたそうです。やはり大塚ブレストケアクリニックの先生も同じことをおっしゃっていました。エコーを重視する病院や先生が、受診する側が選ぶポイントになるようです。
テレビや新聞の報道で、北斗晶さんや小林麻央さんなどの有名人の方が乳がんを公表された影響か、以前より検診を受ける方々でクリニックは混んでいるように感じました。
私も、毎日元気でお寺で働けるように、そして大切な家族のためにも、検診は欠かさずに受けたいと思います。まだ未経験で受診をしたことがない方は、是非、検診の習慣をつけて下さい。